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第6話 義妹のお買い物【後編】

last update Date de publication: 2026-06-28 18:48:00

 女性用のアパレルショップっていろいろあるけど、どこがいいとかあるのかな。こんなことなら涼花に訊いておけば良かったか?

 いや、訊いても気持ち悪がられるだけだな。なんでお前がそんなこと知りたがってんだよって。

 フロアマップを見ながら、僕はそんなことを考えていた。

「必要な服ってどれくらいあるの?」

 視線はフロアマップに向けたまま、隣にいる有紗に尋ねる。

 商業施設というものが珍しいのか、彼女はまだ不安そうだ。恐さのせいか、心なしか距離が近い。おかげでフローラルのようないい香りが僕の鼻腔を刺激する。

「えっと、どうなんでしょう」

 曖昧な返事に、僕は視線を彼女に向けた。

 有紗は、先日見た自虐的な表情を浮かべている。そんなことも分からない自分のことを責めているのだろう。

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